小布施 鈴花咖喱 誕生秘話


「栗と花の町」として知られる長野県有数の観光地小布施町。この町に日本料理店「小布施鈴花」があります。

信州の四季折々の美しさを皿に映す、そんな料理が味わえる店を切り盛りするのは親方の鈴木徳一です。県内外から多くのお客様が訪れ、多忙を極めながらも順調に営業していた2014年、親方を病魔が襲います。そこから4年間で2度も生死をさまようほどの大病をし、不自由な身体となりながらも持ち前の気力で奇跡の復活を遂げました。

しかし店は一度は廃業も決意するほどの状況に陥り、少しのスタッフを残し、2018年に休業に入りました。そんな中、一人のスタッフが「親方のまかないカレーが食べたい」と言いました。
鈴花では日曜日は必ず賄いでカレーを食べていました。
賄いであっても手を抜かない親方は試行錯誤を重ね、どんどんカレーを進化させていきました。
スタッフ全員で「おいしい」を分かち合ったカレーでもう一度厨房に立ちたいと決意した親方。「カレー限定」でお店を再スタートしました。
これが話題を呼び、多い時には1日200人ものお客様が訪れたことも。

この「まかないカレー」を食べたお客様の顔を見て店の本格再開を決めた親方。

そして更に多くの人にこのカレーを食べて欲しいと、開業15年を迎えた2022年。数々の困難を乗り越え、「お客様に美味しい料理を届けたい」という鈴木の思いから「小布施鈴花咖喱」は生まれました。

全ての食材やスパイスにこだわった「小布施鈴花咖喱」は考案から完成まで実に1年を費やしました。何度も試作を重ね、少しの妥協も許さずに完成しました。
「普段はもちろん、贈答品としてもお使い頂けたら嬉しい」と鈴木のこだわりはパッケージにも。大切な方へのプレゼントにもぜひお使いください。